2004年06月23日

6月23日

自分が今の仕事を選ぶにはいくつかの岐路があった。
その中で「沖縄」はとても大きいキーワードである。

美しい島、沖縄。
最果てが見えるその島々は、歴史的にも、文化的にも非常に豊かで、
そして多くの現代社会の問題を抱えている。

6月23日。

第二次世界大戦で、地上戦が行われた沖縄で組織的な日本軍の抵抗が終わった日。
(厳密には、終戦後も抵抗は続いていた)

当時の沖縄の人口は約45万人。
沖縄県民の戦没者数、約15万人。
攻めてきた米軍、60万以上。
守備する日本軍は10万。

14歳から70代までの県民が戦争に狩り出された。

沖縄県民は「鉄の暴風」と呼ばれる熾烈な砲爆撃にさらされた。
県民一人当たり、何発分もの砲弾が降り注いだ。

ガマと呼ばれる自然壕に逃げていた住民、女性、老人は
日本軍に追い出され、赤ん坊を奪われ、時に赤ん坊を母親に殺させた。

米軍の収容所では、米兵による虐待、そして日本軍敗残兵による襲撃が行われ、
住民は斃れていった。

3人にひとりの住人が死んだのだ。
日本人口130,000,000人とすれば、43,333,334人が死ぬことになる。

そして終戦後、沖縄はあっさりと米国に「差し出され」た。

あまりに悲劇である。

悲劇過ぎて、この経験を語ろうとする老人は少ない。
心の奥底、深く深く扉を閉ざしている。

一方、現代の日本人はこの手の話にアレルギーを持っているように思う。

本当に、そんな場合ではない。100年後の日本を考えよう。
自分の子孫はどんな社会に住んでいるか、すませてあげないといけないのか。

選挙に投票しないこと、表現しないこと。

どんなに社会に問題意識を持っていても、
それを表現しなければ「暗黙の合意」でしかない。

「暗黙の合意」は、本来自分たちが大切にしているはずの「自由」を
いつしか失わせていくことを忘れてはならない。

僕たちは、いま、何を考えるべきだろう?

投稿者 omi : 2004年06月23日 23:57